ビジネスモデルのお勉強~三谷宏治『ビジネスモデル全史』を読む。その1
お勉強メモです。
普通の本だと一気にばっと読んじゃうのですが、ちょこちょこメモしていったほうが、あとから見返すことができるし、忘れないかな~、と思いまして。
教材は、三谷宏治の『ビジネスモデル全史』。
例のごとく、本屋で衝動買い。面白そうだったので。
今日は、「はじめに」と「序章」を読みました。
●●序章 お金にまつわる5つのビジネスモデル革新●●
取り上げられているのは、
・メディチ家の国際為替・決済システム
・アメックスのトラベラーズ・チェック
・ペイパル、eBayの個人間取引サービス
・スクエアのモバイルペイメント
の5つ。
メディチ家の話が、一番興味深かった。
14世紀のルネサンス初期、国をまたいでの高額取引が行われるようになり、貨幣による直接決済が困難になったのだけれど、メディチ家を中核とする両替商が、遠隔地同士での別貨幣による、時間差決済を可能にしたらしい。
例えば、A国のa支店からB国のb支店への送金依頼があった場合、逆のb支店からa支店への取引を見つけることで、為替リスクや現金輸送の手間をなくした、と。二つの取引が打ち消しあうからね。
極めて高収益な手数料ビジネスだったんだそうです。
頭良いなー、と思いました。
…と、まぁ、こんな感じで、適当に続けていければいいな。
今回、意外と時間がかかったけれども。
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以下、Amazonより。
ビジネス書アワード2冠受賞『経営戦略全史』に第2弾登場
14世紀イタリア・メディチ家から2010年代のスタートアップまで
ビジネスモデルの先駆者たちの栄枯盛衰のダイナミクスを一気読み!
「ビジネス書大賞2014・大賞」「ハーバード・ビジネス・レビュー読者が選ぶベスト経営書2013・ 第1位」を受賞した
『経営戦略全史』の著者・三谷宏治の最新作。テーマは「ビジネスモデル革新の歴史」です。
14世紀イタリア・メディチ家、17世紀日本・三井越後屋にはじまり、2010年代のスタートアップまで、
約70余りのビジネスモデルを、その背景とともに紹介。
ビジネス史の先駆者たちの栄枯盛衰をストーリーで追いかけていきます。
登場するのは100社超の企業と100名超の起業家・ビジネスリーダーたち。
彼らが「新たなビジネスモデルをどう生み出したのか?」「なぜ競争優位を築けたのか?」を
60点を超す豊富な図版とともに学びます。
そして、現代経営が直面する2つの問い「イノベーションとはどう起こすのか?」
「持続的競争優位をどう保つのか?」について、「ビジネスモデル」がどんな回答を出してきたのか、
そして、われわれ自身がそれをどう実現していくのかについて考えていきます。
これまでビジネス・経営を学んできた方の復習のために、またこれから新たな道を切り開いていくための
指南書として、活用していただきたい経営書の新定番です。
【本書の工夫・特徴】
1)人物・企業・書籍を写真で紹介
人物の肖像写真などビジュアル情報を豊富に掲載しました。
〝先駆者たち〟の人物像や背景情報がイメージとして記憶に定着させられます。
2)豊富な索引
「人名」「団体・ブランド名」「書名」「キーワード」の4つの切り口での索引をご用意しました。
ビジネス百科事典・辞書としてもご活用いただけます。
3)キーコンセプトを図解
要点を理解し、自在に使いこなすために、また、カタログ的に眺めてビジネスへのヒントをつかむためになど、
さまざまにご活用いただけます。
【登場する〝先駆者たち〟とビジネスモデル(一部)】
●メディチ家「国際為替・決済」●三井越後屋「現金掛け値なし」●バンカメ「VISAカード」
●スクエア「モバイルペイメント」●A&P「チェーンストア」●シアーズ「GMS」
●フォード「垂直統合」●ジレット「替え刃モデル」●CBS「広告モデル」●ゼロックス「従量制課金モデル」
●トヨタ「リーン生産」「系列モデル」●オークネット「B2B eマーケットプレイス」
●デル「ダイレクトモデル」●ギャップ・ベネトン「SPA」●グーグル「キーワード広告」
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