『コロシアム』 土橋真二郎
土橋真二郎、好きなんだー。
お店で新刊を見かけたら、無条件で買ってしまう作家さんの一人。
デビュー作の『扉の外』から追いかけています。まあ、ところどころ、取りこぼしてるけど(笑)
そして今回のやつは、イラストが白身魚さんで、かわいすぎるのであります。
やっぱり『扉の外』を思い出しちゃうなー。
『扉の外』のイラストが白身魚さんのかわいいやつじゃなかったら、この人の本を手に取ることはなかったかもしれない。
今回の本の巻頭のピンナップと、ラストの見開きのイラスト、好きすぎる。
この人の作品の好きなところは、語り手の男の子がかっこいいのと、ヒロインの女の子がかわいい、ってところかな。
語り手の男の子はどの作品でもそんなに変わりばえしないんだけど、今回のヒロインは身体的な特徴があって、そこがなんだかとても良い。なんでだか分からないんだけども。
最後のほうで明かされる学校のシステムもちょっと面白い。
殺し合いじゃなくて、普通に学園ものをやってもらってもいいぐらい(笑)
続きそうな気配があるので、続編を楽しみに待ちますかー。
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自殺したはずの少女が送り込まれたのは、死と隣り合わせのデスゲーム。
土橋真二郎×白身魚で贈る最新作!
『扉の向こうのコロシアムで殺し合っていただきます』
少女が目を覚ますと、そこは見たこともない空間。拳銃とナイフが与えられ、殺し合いを強制される。無慈悲に仕組まれた死のゲーム。集められた30人のうち、生き残れるのはただ1人――。
高校生の萩原悠人は、ある日ネットで拾ったアプリから「コロシアム」というデスゲームの開催と、そこに自殺したはずのクラスの中心人物・月島伊央が参加していることを知る。アプリを使って外部から彼女をサポート出来ることを知った悠人は、クラスメイトたちと共にゲームのクリアを試みるが……。集められた30人の共通点が、悠人たちに恐るべき真実を突きつける! 目を背けることは許されない、学園サバイバルサスペンス!