夕と闇

本と旅と日々の暮らし。あわいに消えていくものたちの記憶。しんしんと降り積もる。

『東のエデン』 杉浦日向子

百日紅』映画化記念(?)ということで、杉浦日向子の漫画をいくつかまとめてお借りした。

mantan-web.jp

 

そのうちの一冊、『東のエデン』。

筑摩書房じゃなくて、青林堂のもの。

解説は、赤瀬川原平が書いている。

 

舞台は、文明開化後の日本。

語彙がなくてうまく説明できないけど、外国人が珍しいものの普通に町を歩いていて、学生さんが医学を学んだり、絵画を学んだりしていて、でも洋装の人はそんなにはいなくて…。

特別大きな事件が起こるわけではないんだけど、その時代の空気が伝わってくる感じ。原っぱ、砂ぼこりの舞う道、田んぼ、ふんどし、西洋への憧れ、みたいな。

 

好きだな。この人の漫画。

百日紅』の映画も面白そうだね。この辺でもやってくれると良いなー。

 

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東のエデン (杉浦日向子全集 (第5巻))

東のエデン (杉浦日向子全集 (第5巻))