『車掌』 穂村弘・寺田克也
近場の古本市でゲットした本。
いちおう、絵本、みたいな感じ。対象は大人だと思う。小さい子ども向け、という感じではない。
5つのショートストーリーに、挿絵(激しい感じ!)がついてる。
穂村弘は結構好きで、短歌とか、エッセイとか、短歌指南書みたいなのとか、好んで読んでいる。
良いよね、穂村弘。一番好きな歌は暗誦できるよ。
最後の『なつ』も良い。『珈琲ビートル』も香り立つようで良い感じです。
しかし、そうか、都会の人は車掌さんを見たことなかったりするのか…。田舎だとしょっちゅう切符拝見とかしてるけども。
えほんからかおをあげると
海のてまえで
あおしんごうがゆっくりと瞬く
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ドアがあいて 車掌が入ってきた…「てにもつをいまいちどおたしかめください」 あいまいにうなずいたとたん…車掌の指がぼくののどに食い込んだ-。言葉の魔力と圧倒的な画力で穂村弘と寺田克也が贈る5つの物語。